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2008年11月 4日 (火)

(20.11.5) Tさんのメール(全文)

御世話になっております。

息子の治療は一段落しましたが、痛みなどの自覚症状が残っているため12月に診察を受けることになりました。6月から5ヶ月が経過しようとしています。10月3日の貴兄のブログを拝読し、思うことがありましたので投稿します。ご意見賜りたく、ご連絡申し上げます。
 「四季の道にある公園などでの悪質な破壊活動がほとんど見なくなった。警察が悪質な中学生を逮捕するようになってからだ。ところが、何者かによるゴミの放棄が増え出した。」と10月31日の記事は伝えている。

 悪質な中学生などの勢力分散で一時的に治まっているが、根本的な解決に向かっているのだろうか。ゴミ放棄にせよ大人のモラルの低さは依然として改善していない。子どもはその姿を見ている。大人の変化なくして、子どもの変化はあり得ない。そんな中、大人たちの動きを幾つか知ったので紹介したい。

 
①泉谷中おやじの会

 なかなか学校の活動に参加することのないおやじ達。強制なし、都合のつくメンバーで3年前から活動を再開した。校内の清掃や補修、おゆみ野夏祭りでの模擬店など着実に活動を  積み重ねている。

 10月18日打ち合わせと草刈りを行った。打ち合わせの中で育成委員会の夜間パトロールへの参加や、日々最寄駅から帰宅する際セーフティウォッチャーの腕章を付けるなど一人一人が小さくても何か変化して行こうと話し合っている。私は出張中で残念ながら参加できなかったが、今後も出来る範囲で協力したい。

 草刈りも実施。遊歩道沿いの斜面をおやじ+先生18名、生徒(バスケ部)23名、計41名で行った。私も過去何回か草刈りに参加したことがある。生徒と共に汗を掻いての環境整備は、本当に心地良い。生徒達も実に良く働く。共に体を動かし、お互いの姿に触れあう事は時として年齢を超え理屈を超えた共鳴があると感じる。

 12月20日には、おやじvs先生のソフトボール大会を予定している。2回目の企画である。前回は先生チームが勝利した。おやじチームのリベンジなるか。腕に自信がある方は、おやじの会に参加されたい。お子さんの担任に連絡してもらえれば、詳細を知ることができるはずだ。

 おやじの会は参加を強制しない。予算に縛られない。一人でも多くのおやじが泉谷中の今に触れ、生徒たちと先生たちと共に活動できる企画を行っている。生徒達の生活の乱れや非行、少年犯罪の背景には父親が子どもとの関わりが希薄である場合が多い。息子が被害を受けた事件の加害者達の家庭でも、子どもの生活に関して責任感が欠如しているとしか思えない父親の姿を垣間見るケースが多かった。


②福谷さんの市議会での一般質問

 しかし、中にはより深刻な状況がある。家庭が出来る範囲で精一杯躾をしたつもりでも、子どもの中に暴行を受けた相手の痛みや恐喝そのものの善悪に対する価値観が発達していないケースがあるのだ。子どもも、その親も、被害を受けた側も皆救われない。

「被害者の立場になってみろ。親の責任だ。」私も随分憤り、加害者の親やその弁護士などに感情をぶつけた。加害者に痛みを知ってほしかった。少しは伝わったと思う。でも、ふと思った。自分が逆の立場であったならと。個々の家庭には、いろいろな事情がある。子どもの道徳感の一部が育っていなかったり、親も躾け方に間違いはないと信じていても、犯罪を起こしてしまったら・・・。
 事実と向き合うことが出来ない。親が先ず反省し、その在り方を改めることが出来ない。親が変わらなければ、子どもは変われない。誰が親の反省を促すのか。


 福谷市議は10月市議会の一般質問で「犯罪に巻き込まれた子どもに向き合ってとことん面倒を見るには誰か、家族をサポートするのは誰か。」を問い、スクールソーシャルワーカーの重要性を訴えている。それに対する市側の回答は言い訳に終始している。

「家庭児童相談員、民生委員、警察署、保護司等との連絡調整を緊密に行うなどしている。「青少年の日」などを制定し、積極的に取り組んでいる。」実に上手な答弁である。
現場の懸命の努力も虚しく犯罪は繰り返される。この現実に向き合おうとしていない。いや事実認識を持てない、現場と乖離した回答者の意識。今の仕組みは機能していないのだ。なぜ原因を解明しようとしない。原因の特定と、その除去なくして再発防止はない。

 口当たりの良いイベントも大いに結構だ。でも、その予算があるのなら、そのほんの一部でも少年犯罪に遭遇した被害者や加害者の声を聞くことに充ててもらえないのか。そんな発想さえ千葉市は思い浮かばないのか。それが出来ないのなら保護司の活動の充実や育成、家庭裁判所や弁護士と市との連携を図れないのだろうか。

 この問いに対してはきっと、こんな答弁が返ってるに違いない。「それは、市としての責任権限を越えている。やりたくても、できません。」今社会で起こっている問題の解決を目指す時、既存の行政組織や関係団体の活動では限界があると感じる。
毎年の予算を消化することが目的となっていないか。なぜ、今起こっている少年犯罪とそこでもがいている被害者、加害者に寄り添い、耳を傾けようとしないのか。



 少年犯罪はプライバシーの保護優先で特別な世界、それは私たちの組織の仕事ではありません。この壁を乗り越えない限り、不幸な少年犯罪は再発するのではないのか。心配でならない。


③関係機関の連携

 おゆみ野周辺の中学校、南警察署、青少年補導センターなど少年犯罪に関係する機関での事件情報共有を推進する動きがあると聞いた。誰か具体的な取組をご存じであれば教えてほしい。

 ヨーロッパには食品の安全に関するネガティブ情報を国を越えて共有するネットワークがある。「いつ、どの国で、どの食品で、どんなリスクが発生したか。」をウィークリィーで知ることができる。そこに関与した企業や個人の情報は第一原則として出てこない。リスク情報を共有することが優先される。必要に応じてEUの専門機関が人の健康被害の程度について、科学的なリスク評価を行い情報を発信する。各国は対応を自国の判断で行う。重大な事例によっては企業名などが了解を得た上で公表されるケースもある。
 
 おゆみ野で少年犯罪が頻発した。その反省から、いろいろな改善への取り組みが始まっている。こんな取り組みがある。あんな活動もある。紹介した他にも、ご存じの方は山崎さんのブログに投稿又はコメントしてほしい。既存でも、新規でも何でも良い。情報を共有しよう。新しい発見、新しい発想があるはずだ。少年犯罪を個別の罪として特別扱いするのでなく、害者も被害者も居場所が在るおゆみ野を作れないか。この思いが真の解決へのスタートになるのではと感じています。

 アメリカには成人犯罪も含めてその解決に当たるため被害者、加害者、地域住民によるカンファレンスが開催されるケースがあると聞いた。被害者と加害者の双方にお互い分り合って行きたい気持ちがあることが前提となる。被害者にすれば厳格な損害賠償を求めるが受けた傷は元には戻らない。せめて加害者の真の更生がなければ救われない。加害者にしても犯した犯罪を説明し、どうしたら被害者に償えるのか自分のもたらした被害を直視し賠償したい。地域に帰りたいと願う。地域はその受け皿となる。そんな仕組みがあると聞いた。
詳細をご存じの方は是非内容を教えてほしい。

 また、アメリカには犯罪の被害者に事件発生から寄り添い法的、経済的、精神的なケアーを行う民間団体があり、行政はその民間団体に人的、物質的な支援を行うと言う。これは、まさしく私がその必要性を切望した、日本にはない仕組みである。ある日突然事件に遭遇し被害者になる。先ずは警察、次は家庭裁判所と窓口が変わる。刑事処分が決まり、民事へ。
誰も全体の流れを教えてくれない。中学や高校、青少年補導センターの先生、市会議員、弁護士、勤務先の人事総務担当、健康保険組合の事務局員、家庭裁判所の調査官など。

一つ一つ自分で調べ、自分の足で訪ね歩き話し合い、次はどうしたら良いか考え行動した。外気のうだるような蒸し暑さは、いつしか終わり肌寒い風を感じる季節になった。心身ともに疲れた。自分が情けない。息子に申し訳ないと思う。無力である。被害者側が自ら動かなければ、ほとんど情報は入ってこない。来たとしても、それを理解し事件との、加害者に対する怒りと憎しみとの折り合いを付けることは至難の業である。行政の自己保身のためのイベントばかりでなく、ぜひこのような取り組みを推進してはもらえないか。そのためには少年犯罪の被害者と加害者の声を聞き、双方が何を必要としているか知ることも大切ではないのか。私たちも一人一人も普通の千葉市民なのだから

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