(19.6.19)四季の道アラカルト その2
四季の道の清掃活動をしていて、必ずあう人がいる。Aさんもその一人だが、60歳台後半のひょうひょうとした人である。
非常な寒がりで、冬場はもこもこした防寒着を重ね着している。通常は赤い帽子をかぶり、防犯の腕章を腰に下げて、いつも四季の道を2周している。
互いに顔見知りになり、会話を交わすようになった。
「山崎さんは紅葉(もみじ)の種がどのようにして子孫を増やすのか知っていますか」
実は知らなかった。
「ちょうど、竹とんぼのようなプロペラで遠くに飛んでいくのです」
翌日、紅葉の種を採取して私に見せてくれたが、確かに竹とんぼだ。
「うーん、なかなかの植物学者だ」
このAさんから、最近メールが入るようになった。Aさんは毎日、日記を書いている。ボケ防止だと言うが毎日書くのはすごい。私も毎日ブログを書いているが、正直のところあごが上がりそうだ。
この日記を私的なことをのぞいて、送ってくれる。
なかなか面白い。Aさんの自己紹介を聞こう(Aさんのメールを抜粋して掲載します)。
「先ずは、自己紹介をします。
定年になって、はや7年になろうとしていますが、ただ目的もなく四季の道を歩いている者です。
ここ、すずかけ街に転居して18年になるところです。それまでは、足立区の団地に25年暮らしました。転居当時は、鎌取駅からすずかけ街が見えたほどでした。
足立区の団地に住んでいた当時の、33歳頃から昼休みにジョギングを開始し、定年まで走っていました。
30歳代には、青梅マラソン(30km)にも出場し2時間15分程で走った記録も残っています(山崎 注:この記録は大変早い部類に属し、Aさんがなかなかのランナーだったことが分かる。ちなみに私の青梅マラソンの記録は2時間21分である)。
50歳代ころから、気力の衰えや、通勤時間が長くなったことなどの影響から、レースからは遠ざかるようになってしまいました。
そして、定年になってからは、ついに散歩だけになってしまいました」
本音を言えば、私も定年になってからJOGをするのがつらくなってきている。右足の坐骨神経痛が痛み、かろうじて走っているのが実態だ。
ところで最近の私の趣味は、清掃活動をしながら知り合いになった人からいろいろな話を聞くことだ。自分が知らなかった世界が分かることが多い。
今後も会話を楽しみ、四季の道のアラカルトとして紹介することにしよう。
前回も掲載したのだけれど、おゆみ野四季の道の写真を再掲します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/bRQToI
なお、このブログと関係する記事は以下のとおり
(四季の道アラカルト)
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/19524_9207.html
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