(19.6.11)盗難自転車問題再録
四季の道周辺の盗難自転車(盗難された自転車は放置されるので、放置自転車でもある)問題を語るのは胸が痛む。この問題についてはいろいろなアプローチを試してきたが、個人の努力の限界を越えてしまった。
当初は、盗難・放置自転車を見つけると放置自転車の回収を担当している緑土木事務所に、自転車の写真と置いてあった場所を示す地図を添付して連絡していた。
その自転車が盗難・放置自転車か否かの判断は、簡単だった。鍵がかかっておらず、かつ道端に倒されていれば、確実に盗難・放置自転車といえる。
しかしこの方法では緑土木事務所が自転車を片付ける端から、新たな盗難・放置自転車が出てくるので、いつまでたっても問題が解決しない。傾向的には盗難・放置自転車は増加していた。
また緑土木事務所が自転車を回収するまでに2,3週間のタイムラグがあったので、この間に自転車が乗り回されたり、壊されたりしていた。
一刻も早く持ち主が自転車を見つけやすいようにと、このブログで盗難・放置自転車情報(写真と場所)を公開して見たが、毎日のメンテナンスができないのだ。なにしろ置いてある場所が刻々と変わる。
さらに、このような自転車を見つけると、ビラを貼ることもしてみた。
「住民の皆様にお願い。 このあたりに自転車を盗み放置している常習者がいます。見つけられましたら警察までご連絡ください」
この方法は一定程度の効果があった。特に相手が成人と思われるの場合は社会的指弾が怖くて止める場合があったからだ。
「まずい、新聞種になったら、会社を首にされる。親子が路頭に迷ってしまう」
しかしこの方法も限界があった。相手が中学生のような場合はせいぜいしかられる程度であり、実際にはしかる人もいなかったため、まったく効果がなかった。
「誰も警察なんかに言いやしねいよ。単なる脅かしさ」
思い余って、ボランティア仲間の I さんと千葉南警察署に相談に行ったが、「それは地区の自治会の問題だし、学校の教育の問題です」とやんわりと断られてしまった。
万策尽きて、盗難・放置自転車問題からは手を引くことにしたのである。気にすると胃がしくしくと痛んで、また癌ノイローゼになる。
ホームズとワトソン君の会話を聞こう。
「ホームズ、盗難自転車問題に熱心に取り組んでいたロドリゴが、とうとう手をひいてしまったね」
「ロドリゴは精神面で弱いところがあって、毎日盗難自転車を見るだけで、胃が痛んだのだろう。特に、春の道公園近辺から扇田小学校近辺にかけて、盗難自転車だけでなく、器物の損壊や、ゴミの散乱が続いていたので、ロドリゴの蚤の心臓では、耐えられなかったのだと思うよ」
「盗難自転車をなくす方策はないのだろうか」
「この問題は、警察と地域と学校が協力して、断固として取り組まなければ、解決は難しいだろう。現実は3者とも責任を他に転化して逃げ腰なので、解決のめどが立たないというのが実情だ」
「しかし、このような問題をおこしているのは一部の生徒だと聞いているが」
「実際は、地域の人は誰がやっているのか知っている。警察も把握しているらしい。 だからそおした生徒を重点的に指導すればいいのだが、誰も鈴をつけようとしていない。不満は鬱積しているが行動には出ていない」
「このままほっておいていいのだろうか」
「一部の人は、これははしかのようなものだからほっておいてもいいといっている。しかしこうした行いはエスカレートする傾向があるから、より深刻な問題が発生して、そのときになって警察と地区と学校が本腰をあげそうだ」
「そおすると現状では対応策がないということか」
「ロドリゴの努力を見ても分かるとおり、組織的対応がされなければ解決はできないね」
このブログと関連するブログは以下のとおり。
(ロドリゴからのお願い)
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/1941_bfb7.html
(最近の四季の道)
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/19331_7d8e.html
(千葉南警察署への相談)
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/19320_6973.html
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