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(19.5.6)亀ゴン再録

56  我が家の陸ガメは完全に家族の一員になった。名前を「亀ゴン」という。もともとこの陸ガメは息子が飼っていたのだが、ひょんなことから我が家で飼うことになった。
親父は毎日家にいるのだから亀の面倒を見てもらえそうだ」という息子の予測はばっちり当たった。

 朝、自分の朝食が済むとすぐに亀ゴンにレタスを与える。飼ってみて初めて知ったが、亀ゴンはレタスにすぐに飛びつかない。1分ぐらい、じっと眺めていて、それからおもむろに食事を始める。

 この判断力の遅さが何とも言えない。犬や猫のようにすぐに反応しないので「この亀、大丈夫かしら」とこっちが心配する頃に、ようやく食事を始める。食べ方は口いっぱい広げてレタスを食べるので豪快だ。じっと食事風景を見入ってしまう。

 亀にも意思があることを知った。外に出たいときはプラスチックの箱を手でがりがりこする。私は基本的に暇だから、そうした場合は外の芝生に放ってやると、ひたすら草を食べている。
 私はそばで本でも読んで1時間程度遊ばせてやる。孫の面倒を見ているおじいさんそのものだ。

 しかし油断していると野良猫がやってきて亀ゴンを狙うので、野良猫のチェックは怠れない。
 先日「こらー」おお声を張り上げたので、かみさんがびっくりして「何が起こったの」と聞いた。退職後に出した最も大きな声が亀ゴンを猫から守る声だったのには自分でもびっくりした。

 実は「亀ゴン」と命名したのは娘である。娘も亀ゴンのファンで、私と競争でレタスを与えるので、亀ゴンは腹いっぱいになると、ウンチとおしっこをたっぷりする。プラスチックの箱にこれがたまると亀ゴンはウンチまみれになってしまうので、すぐに掃除をしてやる。本当は下にすのこのようなものを敷いておきたいのだが、現状は箱にそのまま亀ゴンを飼っている。

 亀をみていて、この亀の単純な生き方には感心してしまった。草を食べるか寝ているかのどちらかで、箱から出せという意思表示以外は何もしない。人間に媚を売ることもせず、ひたすら与えられた環境に適応してしまうところは見事だ。
この親父が、気が変わってレタスをくれなくなったらどうしよう」なんて心配は絶対にしていない。未来を予測しないことが、亀の長生きの秘訣ではなかろうか。

 私などは、とかく将来を悲観的に考えるために、現在を楽しく生きられないのだとおもう。亀ゴンをみてその感を強く持った。
将来のことをとやかく考えずに、今を楽しく生きよう
亀ゴンから与えられた教訓である。

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