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(19.5.18)トランス蝦夷1100km

 トランス蝦夷1100kmと言うマラソンレースをご存知だろうか。普通の人はほとんど知らない。ランナーでもこの種のレースに参加することはまれだ。毎年夏に北海道で開催される。選手は30名前後のマイナーなレースだ。内容をご紹介しよう。

 ステージマラソンと言う。毎日決められた距離を走り、1100kmを走破する。トランス蝦夷1100kmは2週間かけて、最北の宗谷岬から、最南端の襟裳岬までを往復する。往路と復路の道は違い、往路は北海道の西側を走り、復路は東側を走る。
一日の平均距離は約80kmだ。国土地理院の地図が渡され、それで道を確認しながら走る。
昼間は道に迷うことはまれだが、日が暮れると目印が見えなくなり、道をしばしば間違えてしまう。
制限時間があり、それを越えると失格になる。ただし制限時間はかなりゆるい。

 通常は朝、5時時ごろにスタートして、夕方の6時ごろに到着する。食事をして風呂に入って、翌日のコースの説明を聞いて寝る。寝る場所は設定されており、途中でリタイアしても、収容車はないので、次の寝る場所までは何とかしてたどりつかなければならない。
北海道の公営の交通事情は極端に悪いので、バスか鉄道が走っているところまでは、歯を食いしばってでも行き着かなければならない。リタイアも大変なのだ。

 このレースでは、サポート隊は許されてないので、必要なものはすべて背中に背負って走ることになる。ポイントはできる限り荷物を軽くすることで、着替えや懐中電灯のような装備は出きる限り省く。
私は当初、使い捨ての写真機や、髭剃りや、ジャージやシャツやパンツを持っていたが、最後にはすべて捨ててしまった。さすがにパンツを捨てた時は自分でも笑ってしまった。
 ほとんど着たきりすずめの状態になる。疲労が重なると、重いことに耐えられないのだ。

 私はこのレースに3年前に参加したが、残念ながら完走していない。走行距離は約900kmである。最初に飛ばしすぎて、足の指に水ぶくれを作ってしまった。このレースでは早く走らないことが完走の絶対条件になる

 毎日指の水を抜くのだが、だんだんと化膿して、小指の肉が露出するようになった。
走ると、肉が靴に直接当たり、飛び上がるほど痛い。それでも5分程度我慢して走ると、足の感覚がなくなって痛さはなくなる。しかし肉の切れ込みはだんだん深くなり、麻痺するのに時間もかかるようになる。休むと感覚が戻るので、休むこともままならなくなる。
麻痺に15分程度かかるようになって、気持ちがなえてしまった。そしていくつかのステージをスキップした。

 今回、トランス蝦夷の写真を公開するのは、ランナーでもこの種のレース経験はまれだからだ。ステージマラソンのイメージをつかんでもらおうと思い公開した。
本当は自分のようなムツケキ男の写真を公開するのは、申し訳ないのだが、今度ばかりは、走っているときの様子が分からないとイメージがわかない。

 ついでに、他のレースの写真も掲載してある。私がまだ走力がみなぎっていた頃の写真も見てもらたいと思ったからだ。
俺だって、亀より早い時はあったんだぞ

 なお、写真は元々アナログ写真であったものを、プリンターでスキャンしたものなので、画質が落ちている。許していただきたい。またスライドショーで見てください。

http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/16

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