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(22.5.18) 勉強会 「千葉市景観計画案を知る」

地区の守り人インタビュー

 第9回 勉強会 「千葉市景観計画案を知る」

 前回はインタビューから発展(寄り道)して懇談会を開催した。この地区のいろいろな遊歩道や公園が喫煙、落書き、破壊行為など少年たちのあってはならない行動の舞台となってきた。
反面、豊かな緑、様々な動植物、中には絶滅危惧種も生きている、このおゆみ野の自然は生命を大切にする心を培うには絶好の環境である。おゆみ野の環境を見つめることが、少年たちを見守ることになるのでは?などと考え、今回も引き続き「環境」をテーマに取り上げることにした。

  5月8日千葉市都市景観デザイン室から3名の担当者にお越しいただき、「千葉市景観計画案」についての勉強会を開催した。地区自治会の代表の方々、おゆみ野まちづくり協議会の皆様、そして我々守り人メンバーなど20名もの参加者を得て説明を聞き、意見交換をすることができました。

短い時間でしたが行政の動きを知り、地域としての問題を解決して行く中で、どう折り合いを付けて行くのか、いろいろな視点から意見交換ができました。おゆみ野で頑張っている組織と組織をつなげ、さらなる活力を見出したい。守り人がめざして来た活動が少し実現できたと、一人静かに喜んでいます。
 
1. 千葉市景観計画案

さて、何を勉強し、どんな意見が出たのか。実は筆者が構想を練っている間に福谷さんが詳細をご自身のブログで紹介しています。
福谷章子のまちづくり 5/9 課題は合意形成 景観計画勉強会
http://fukutani.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/05/post_2406.html

景観計画案」そのものは千葉市ホームページ、パブリックコメント募集のコーナーにカラー版で掲載されている。
http://www.city.chiba.jp/toshi/toshi/keikaku/pabukome-toshikeikaku.html

本勉強会が開催されたことは「おゆみ野女性の会」のブログにも紹介されています。
また、勉強会で意見交換の中心となった夏の道のケヤキの剪定問題については、あの絶大なる人気を誇る山崎次郎さんのブログ「おゆみ野四季の道」に連載されている。
5/5~5/7 ケヤキの剪定問題 佐々木さんの提言 その1~3
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/2256-f072.html
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/2256.html
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/2257-f457.html


5/12 ケヤキの剪定問題 再録
http://yamazakijirou.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/22512-62cb.html

さらには、「みどりのさんぽみち」「千葉公園のベンチから」と著名諸氏のブログでいずれも見識の高いコメント、個々人の思いが発信されており、この問題の関心の高さを知ることができる。いまさら筆者が紹介するまでもないと判断するに至った。是非、これらのブログを一読してもらいたい。守り人の企画に関連して、かくも多様な意見が交換されていることを嬉しく感じています。

 さりとて、このまま終わってはもったいない。少しは意見を・・・と奮起し、「合意形成」と「少年の視点から見ると、どんな環境?」この2点について私見を述べることにした。

2. 合意形成

昨今、いろいろな場面で「民意による」「住民の合意で」「地域の課題は、地域で解いていく」などが推奨されている。しかし、これほど難しいものはないと思う。一人一人の意見を聞いて、どうしたら良いですかと聞いていたら、全会一致の合意は永遠に得られないことが大半ではないだろうか。

お上からの上意下達だけでは機能しない。一方的な説明会を開催しても、住民の不満は治まらない。パブリックコメントも何かアリバイぽくて、形式的。これを繰り返しても、むしろ、お役所バッシングは高まるばかり。では、千葉市は具体的な住民合意形成の手法やルールを示しているか。筆者には見えてこない。

住民が地域の問題解決を主体的に考えるには、たくさんの時間が必要だ。10名前後での対話集会を何度も開催し、住民の理解を深めるべきです。その場には、感情論だけではなく、技術などの知識を持ち、法規制など問題の背景を理解し住民の言葉で対話を進行させる人が必要です。先ず、千葉市はこの人材を育てるべきです。口は上手くなくても、物事を真摯に考える人が良い。

次に結論と行動のない対話ばかりを繰り返してはいけない。いつまでに決めるのか、時間軸を定めることが必要です。そして100%の結論が必要なのか。ある問題では70%で合意するのか、50%なのか、外部の目でアドバイスしてくれる専門家もいると心強い。そう考えを進めて来ると、どうもこれは区長や区役所の仕事ではないのかという疑問に突き当たる。

この項の問題提起です。

○ 住民の合意形成は棘の道である。それを承知で挑戦すべき道である。おゆみ野の問題の解決策を住民主体で合意を形作り提案して行くとき、緑区長や区役所がもっと積極的に関わるべきではないか?

3.  少年の視点から見ると、どんな環境?

緑豊かな環境は、反面、死角の多い環境でもある。その死角に紛れて悪さをする連中がいる。暗闇の恐怖、皆さんはご存じだろうか。残念だが、おゆみ野に本当の暗闇はない。光のない森の怖さ、人間の無力さを包み込む圧倒的な底のない深さを持った自然はない。

でも、理屈上の制約を持った人工の空間、公園はたくさんある。公園は程々の環境である。ところが、してはいけない制約がやたらと多い。球技をしてはいけません。火を使ってはいけません。遊具を使用してはいけません。遊びたいと思う公園。わくわくする公園。秘密の基地。そんな場所が本当に無くなってしまった。それで良いのだろうか。

規制を多くすれば、事故や事件は無くなるのか?答えは、NOである。なぜ、公園で球技をしてはいけないのか?自分たちだけが楽しければ、周囲のことはあまり気にしない。そんな身勝手な考えや行動が問題ではないのか。周囲に迷惑をかけない。発生したトラブルは自己責任で対応する。

守り人の雑談で出た話しを紹介しよう。公園でなぜ花火をしてはいけないか。緑公園事務所が管理している公園は条例で火気使用が禁止されている。でも、夏場は公園で花火をする人は後を絶たない。花火を楽しむ場所がない。それなら、バケツに水を用意し火の始末をする。ゴミなど後始末をしっかりする。何時以降はやらない。時間のルールを作る。住民が互いの思いの公約数を見つけ出す。譲り合い、お互いが居心地良いルールを作る。自分たちの公園(おおやけの空間)なんだという意識を高めて行く方が、トラブルを減らして行けるのではないか。おゆみ野を公園特区にしてみては・・・?

 公園にどんな植物を、どんな場所に植えるのか。地域の住民が決めても良いのではないか?枝の剪定、草刈り、ゴミ拾いなど管理も住民が出来ることは住民で行った方が良いのではないか。最終の管理責任は行政にあるとしても、住民が関わることのできる範囲を増やしたら良いと感じます。

 この項の問題提起。

○ おゆみ野にある千葉市が管理する公園の中でいくつかは、使用方法や管理ルールを住民が決め、住民が運営に参加してはどうだろうか。

4.  生命を見守る心 世代をつなぐ心

まとめです。おゆみ野は開発が始まって30年以上が経過しました。新興住宅地も、それなりの時間を積み重ねてきました。緑豊かな、多様な動植物が生きている環境は大切にしなければならない。もちろん、生活の安全を維持できる環境でなければならない。環境は誰かが与えてくれるものではなく、我々人間が、おゆみ野に住む人々が作りだすものである。街路樹や公園の問題を通して、次の社会を担う子どもたちと一緒に考え行動して行きたい。

 あずきさんのブログ「みどりのさんぽみち」に「いのちに無頓着な親子」の話しがありました。花壇の草花を頓着なく引きちぎってしまう小学生。人間は複雑な感情の生き物です。いつ、いかなる時でも冷静沈着でいる訳ではありません。何かのはずみで・・・は、筆者にも時々あります。特に若い時は血の気も多く、いろいろな失敗をしました。でも、他人の生命を傷付けることはしてはいけない。かぁーっとしても、自分に問いかけブレーキを踏むようにしています。他人に迷惑をかけないことを静かに考えれば、平気で破壊行為はできないと思うのです。

 おゆみ野をさらに良い街にして行くには、「ばか者、よそ者、わか者」が鍵を握っていると感じます。

 「ばか者」は熱中人です。おゆみ野には多様な熱中人が活躍しています。個々の活動をつなぐネットワークが必要です。守り人もそうですが、お互いの組織の枠を超えたネットワークが広がってきていると感じます。

 次に、地域に刺激をもたらすためには、外部の目が必要です。一般には学識経験者なのですが、筆者は役所で働く人々が「よそ者」として重要ではないかと見ています。特に緑区長や、緑区役所をはじめ、緑区にある行政機関で働いている専門知識を持つ人々です。これらの「よそ者」との接点を多くし、一緒に活動する機会を増やしたいと感じています。

 そして「わか者」です。青少年、子どもたち、将来のおゆみ野や千葉市、日本を担う次の世代です。おゆみ野にはたくさんの子どもたちがいます。エネルギー溢れる街です。無責任、無秩序、周囲の迷惑を考えない我がままの言い放題ではなく、お互いの意見に耳を傾け理解し合う、そして譲り合い接点を見つける。一度決めたルールでも状況の変化があれば、地域のより良い生活のために見直しを行う。その営みの傍らには必ず「わか者」がいる。これを反復して行けば、必ずおゆみ野は「わか者」の活気溢れる街、生活し続けたい街になるはずです。

 そんな活動を、これからもつなぎ役を意識しながら続けて行きたいと考えています。それでは、今回の結論です。

○ おゆみ野のパワーアップは「ばか者、よそ者、わか者」で!!


 今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございます
。では、また次回お会いしましょう。では、また。 

以上

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