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(22.4.18) 地区の守り人インタビュー 特別企画

地区の守り人インタビュー

 第8回 特別企画
懇談会 「街路樹の管理、防犯カメラの設置、ホタルを考える」

 今回は企画のパターンを変えてみました。守り人メンバーでおゆみ野の街路樹、防犯カメラの設置、泉谷公園のホタルを守る取り組みについて意見交換を行いました。
先月インタビューで紹介した緑土木事務所の鈴木所長にも参加してもらい、いろいろなアドバイスをいただきました。休日にも関わらず参加を快諾していただいた鈴木所長に、心よりお礼申し上げます。
今回は懇談会で出た話の中から、今後私たちが地域で具体的に取り組んで行けそうな内容を中心にまとめてみました。

 なお、この懇談会開催に至った経過とその後の出来事が福谷さんのブログに掲載されています。こちらも是非ご覧ください。

4/10 遊歩道の管理から蛍生態園まで
http://fukutani.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/04/post_59ae.html

4/16 ゴミを通じて市民の自律を考える
http://fukutani.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/04/post_9cee.html


1. 街路樹の管理

・ 夏の道のケヤキの剪定を3年前に「筒切り」で行ったが、今も見栄えが悪く、樹勢も回復していないように感じる。コストの問題があるが「透かし切り」などの検討が必要ではなかったか?

・ 街作りのスタートでケヤキ、プラタナス、イチョウ、カツラなどの成長の早い高木を多く植えている。速効性が重視され、30年後どう管理するのかの視点が足りなかった。

・ 鬱蒼と茂った街路樹は昼間は緑が多く良い環境だが、夜は街灯の光を覆い隠し、暗がりを作り防犯上悪い環境にもなる。視界の悪い場所は少年非行や犯罪の温床になりやすい。緑の維持と、視界の確保のバランスが大切だ。

2. 防犯カメラの設置など

・ おゆみ野駅近くの低い街灯は、いつも何者かに蹴飛ばされ破壊されている。背丈の高い街灯に変えるか、防犯カメラでの監視が必要だ。破壊を受けるポイントは決まっているので、そのポイントに絞って防犯カメラを設置してみてはどうか。

・ どんなタイプの街灯が良いか?もっと街灯を明るくした方が良い場所、もう少し暗くても良い場所。時間帯で照度を変化させるなどの検討も必要だ。

・ 公園や野球場に設置されている飲み物の自販機は本当に必要か?これらの自販機の回りは夏の間は少年たちが集まり喫煙、花火遊びの場所となる。飲食物のゴミも散乱している。コンビニも多く、どこまで自販機が必要なのか検討が必要ではないか。

・ 昨年、区役所に安全安心課ができた。防犯カメラ設置の問題も共に考えてほしい。どんな活動をしているのか、千葉市としてPR不足かもしれない。

3. 道路パトロール

・ 土木事務所が行なっている道路パトロールを、地域住民と一緒に行ってはどうか検討している。土木事務所職員は毎週1回道路パトロールを実施している。さらに、毎月1回は夜間パトロールも行い20年度は千葉市全体で約2,100件の異常(道路の破損など)を発見した。今後は自分の街は自分で守るという考えを持ってほしい、まずは、区役所に申し入れているところです。是非地域の皆さんに協力してほしい。

・ 一度緑土木事務所と守り人のメンバーで道路パトロールをしてみてはどうか?そこから今後の協力の在り方を検討できないか?

・ 有吉中ヨコからバザール通り下付近までの4車線道路の両側にたくさんのゴミが散乱している。

4. ホタルを守る

・ ホタルは飼育の難しい生き物。泉谷公園のホタル生態園(管轄は緑公園事務所・昭和の森)の担当者は職員一人あとはシルバー人材にお願いしている、職員は定年退職も近く、今後ホタルの飼育を担う人材の育成、ノウハウの伝承が急務である。生態園の維持には人件費は別として年間約800万円の経費がかかる。予算の確保も今後の課題である。おゆみ野地区のシンボルとして定着しており、生態園は維持できればと願う。緑区役所と地域で維持管理できないか?

・ 生態園の近隣住民だが週1日なら飼育の勉強に通える。生態園で受け入れてもらえるなら、挑戦したい。行政で検討してほしい。

・ 泉谷小では児童がゲンジボタルの飼育を数年前から継続している。ホタルを中心に、泉谷公園の自然を大切にする心が育まれてきている。

・ 小谷小では、これから上総掘りで井戸を作ろうとしている。井戸からの水でホタルを飼育したいとの意見もある。

・ 泉谷中は環境学習を継続する計画と聞いている。泉谷公園を中心に3校と地域、行政が連携してホタルを守る活動ができないか?子どもも大人も一緒にホタルを、おゆみ野を大切にする心を醸成して行けるのではないか。心配ばかりしていても進まない。何か行動を起こしたい。

5. オオムラサキ

・ 小学校の放課後子ども教室では毎年どんな企画を開催しようか苦戦している。おゆみ野の中には、いろいろな特技を持つ方がいるはず。緑区役所に人材登録バンクみたいな仕組みがあると助かる。教育委員会だけではなく、地域の中で組織を横断して相談できる窓口がほしい。教育委員会に人材派遣の仕組みがあるが、来てほしい人材を紹介されても交通費がかかると、なかなか派遣について実現に至らない現実がある。

・ 国蝶であるオオムラサキは千葉市にも自生しています。エノキと樹液の出るクヌギがあると繁殖する可能性があります。その羽ばたきは力強く迫力があります。翅の色彩も美しく、おゆみ野の子どもたちにも実物を見てほしいと思います。子供たちには広くいろいろな経験してほしいと思っている。毎年動物公園裏の「子どもたちの森公園」で虫クイズも行い楽しんでいます。もしおゆみ野でもというなら相談に乗ります。

懇談会の感想

 専門家が有用であると理解している施策に対して、声なき声の人々の懸念がある。おゆみ野に住む人々が本当に必要とする施策は何なのか。大人数の会議やシンポジウムでは聞くことのできない地域の声なき声を知るには、10人前後の意見交換会が効果的であると感じます。その集会には専門家の存在が不可欠です。施策を上意下達するのではなく、対話を通して行政に詳しくない人たちが専門家の平易な言葉による情報に基づいて判断する取り組みが必要です。昨年参加した「子どもの力フォーラム」でも、同じ手法で年齢も背景も異なる子どもたちが児童虐待などの大人でも難しいテーマに取り組み、自分たちの言葉で考えをまとめる成果を上げています。

 さらに、組織に囚われない個人的な信頼のネットワークから得られる情報やアイディアが、問題解決の早道になると感じています。財政危機、タテ割行政組織の機能不全を打ち破るのは、行政区単位での利害関係者によるヨコのネットワーク強化であると信じます。私たちも市政に不満や陳情をぶつけるだけではなく、どうやったら問題を解決できるかをお互いに考え、行動して行きたいものです。

 地域の力による道路パトロールや、泉谷公園のホタルを守る活動は何とか実行に向けて取り組みたい内容です。懇談の方向が、そこに導かれたのは鈴木所長の豊富で確かな専門知識と経験、趣味の力、そして私たちの意見にも耳を傾けてくれる姿勢であったと感じました。心より、お礼を申し上げます。インタビュー、懇談会、次は実践ですね。また、相談に乗ってください。よろしくお願いいたします。                   以上
 
 
 

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